花祭壇と白木祭壇
白木祭壇の普及
近年、葬儀で飾られる白木祭壇が、一般的になり普及したのは昭和30年頃からと言われています。
かつての野辺送りの葬列に使った輿(こし)を型どったものだとか、寺院の本堂の須弥壇(しゅみだん)を模したものだとか、色々な説があります。
いずれにしてもその白木祭壇は、その後急速に広がりました。現在でも、祭壇の大きさが葬儀の大きさだと言われるぐらい、祭壇が重要視されています。
確かに式場の容積の許す限り飾られた、そびえるような白木祭壇は立派です。それが故人に対するご家族の思いの表れであるのでしょう。
花祭壇の登場
しかし一方では、何十万円も、何百万円もする白木祭壇の値段が、通夜・告別式のたった2日間のレンタル料であることに疑問を抱く声があるもの否めない事実です。
確かに、レンタル料としては高く、使い回しである事が問題なのでしょう。そこで登場したのが、生花を使った花祭壇です。
当初、芸能人等の著名人の大規模な葬儀で使われ、テレビで目にすることが多かった花祭壇も、次第に一般の葬儀に普及し、式場はもちろん寺院や自宅でも飾られるようになりました。
サイズやデザインが自由になる点、宗教にとらわれることがない点などが広く受け入れられるようになった理由でしょう。ただし大きさや内容が予算しだいというのは白木祭壇も花祭壇も変わりません。





